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『緑の牢獄』5/14(金)より、台湾全国上映!

あらすじ:熱帯林に囲まれ「秘境」と呼ばれる西表島。島には人知れず眠る巨大な「炭鉱」があった。廃坑を無秩序に覆う緑、そこを住処とするイノシシの群れ、そして廃坑を見つめる90歳の老女ーー橋間良子。10歳で父に台湾から連れられ、人生のほとんどをこの島で過ごした彼女は、たった一人で誰もいない家を守る。忘れたくても捨てられない記憶たちーー島を出て音信不通となった子ども、炭鉱の暗い過去、父への問いかけーーはいまも彼女を捕らえている。人生最期に彼女は何を語り、何を想うのか。知られざる歴史と記憶がこの一作に凝縮される。




監督メッセージ:

台湾在住の沖縄の皆様、はじめまして、監督の黄インイクです。

私は2013年より、沖縄・八重山諸島における台湾移民コミュニティを取材しはじめ、沖縄との深い縁を結びました。八重山諸島は戦前・戦後ともに台湾との交流が盛んでした。現在名産品となっている沖縄のパインも1930年代に台湾の中部から沖縄に持ってこられたものです。私はこのテーマを深掘りしたく思い、2016年より那覇を拠点とし、スタッフ一同沖縄で頑張っています。この八重山の台湾移民を追ったドキュメンタリーシリーズには「狂山之海」というタイトルを付けて、2016年に完成した一作目『海の彼方』は日本と台湾で公開されました。二作目は7年間の製作を経て、いよいよ日本と台湾で公開する時期を迎えています。また映画と同時に7年間の想いや「西表炭坑における台湾人坑夫たち」の存在をまとめた書籍も日本と台湾で出版しました。県民にもあまり知られていない西表島の一面を、ぜひこの作品でご覧頂ければ幸いです。


西表の一角で、1937年に台湾からやって来たおばあ、その古い家の一室を間借りするアメリカ青年。日本ではあまり見られない光景が、沖縄ではその人情と風景によって可能になります。また過酷な過去の思いは、主人公である橋間おばあの人生を常に囲んできました。それは『緑の牢獄』で私たちがぜひ観客のみなさまに届けたい、現在と過去が重なる沖縄に生きる人間のストーリーです。


台湾ではミニシアターが少ないため、5/14に上映を開始しましたら、お早めに劇場でご覧頂けると幸いです。私も台北の劇場でのQAやトークにはいることもあると思いますので、その際はぜひお声かけください。それでは『緑の牢獄』をどうぞよろしくお願いします。



#綠色牢籠|Green Jail


5.14 揭開面紗

◆ 正式預告 ▻ https://youtu.be/JS-DGBa2zwA

日本サイト:https://green-jail.com




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