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執筆者の写真在台湾沖縄県人会事務局

陳俊池 先生 中琉文化経済協会 第十四屆理事長に就任

更新日:2022年9月24日

昨日(2022年9月22日)は、新しく陳俊池 先生が第十四屆理事長に就任したとのことで、在台湾沖繩県人会、黒島会長と陳保佑沖縄民間大使、沖縄県台北事務所 上江洲 辰徳所長、江怡欣副所長ともにご招待いただき、理幹事会に参加させていただきました。


在台湾沖繩県人会の初代会長、陳吉さんかが以前お話しされていたのですが、1992年に当会を始めることになったのは、中琉文化経済協会の第一屆理事長、方治先生からの後押しもあって立ち上げたとのこと。

その後、諸喜田会長から黒島会長へと継承され現在に至っています。


中琉文化経済協会とは、台湾(中華民国)と沖縄(琉球)の文化、経済交流の促進を目的に1958年3月10日に発足された非営利の社団法人。

方治先生を第一屆理事長として、歴代理事長、張希哲先生、彭炳進先生、蔡雪泥女士、沈桂美女士、謝國棟先生、趙文瑜女士と続く歴史がある交流団体です。これまでに沖縄と台湾の間での教育や文化、貿易、農林魚牧、体育、観光の発展に大きく貢献しています。





第十四屆理事長の陳俊池 先生は、野球の交流に力を入れている方。


現在は中華民國台灣原住民族棒球運動發展協會 秘書長として、原住民の子供たちの育成に力を入れられています。

これからのスポーツ交流もみんなで連携していけるといいですね。






中琉文化経済協会の第一屆理事長 方治先生は、1961年頃から、台湾に渡る多くの沖縄出身留学生の受け入れにご尽力されていました。

方治先生は1989年5月に他界されましたが、沖縄に自ら墓を作り、恩納村前兼久の高台には彼の銅像が設置されています。

台湾留学の際にお世話になった、沖縄の先輩方も沖縄に戻った後に橋渡し役として多くの実績を残しています。

その先輩方が、留学から戻った方々同士で交流を行えるよう、華思会という団体を作り定期的に交流会などをされています。

また、清明祭の時期になると、華思会の先輩たちが集まり、方治先生の墓掃除に行っているそうです。


在台湾沖縄県人会では、沖縄に戻った学生が、諸先輩方と繋がり、それぞれの思いを最大限発揮できることを目標としています。

そのために、華思会との情報交換や連携を行なっていますので、卒業して沖縄に戻る際は、是非華思会の交流会に参加してみてください。


在台湾沖縄県人会出身で沖縄戻った、前黒島萌さんが華思会と帰省留学生をお繋ぎする連絡窓口になっていますので、興味ある方は連絡してみてください。


前黒島萌 Eメール:meng.okinawa17@gmail.com





中琉朝貢貿易の時代から、台湾と沖縄(琉球)の間は、交易の重要な指標になる場所。

中國から台湾に渡った閩浙人と、琉球人、日本人が物々交換する國際貿易を行い、台湾の硫磺、鹿肉、獸皮、樹藤、染料植物、漁獲等と引き換えに、反物や、陶器、鐵器、タバコなどとが取引されていたそうです。

そして、1905年頃から、基隆や蘇澳鎮、成功などに移り住み、様々な離島から琉球漁民『海人』が集まりました。台湾の漁師とともに漁に出ていたそうです。


日本統治時代の台湾には、沖縄から移住した人たちは官民様々な職業で活躍をし、台湾に住む琉球人は1万人を超えたと言われています。

この時も県人会があったとのことですが、まだ勉強不足なので、もっと過去について学んでいきたいと思っています。


今回は、当県人会、協力団体の中琉文化経済協会をご紹介しましたが、沖縄と台湾には様々な交流団体があります。沖縄県人として横の情報連携をとり、沖縄人のネットワークを通じて、将来の沖縄の平和と発展に貢献したいと考えています。


台湾での交流会もぜひ参加してください。





Text by

在台湾沖繩県人会

副会長 / 事務局 伊禮武志

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