台湾で事業させていただいていると「どうやって地域に溶け込むか」ということも大事かと思います。そこで弊社は現在台北市工業会と台灣室內環境品質管理協會の2つのメンバーとなっています。台北市工業会は1968年設立の歴史ある製造業中心の団体で,大きな会合になると様々な政治家が出入りします。台灣室內環境品質管理協會は2年前にできたばかりの小さな協会で,安定期に入るまでもう少し時間がかかりそうな団体です。
今回は台灣室內環境品質管理協會を簡単に紹介します。
台湾では室内空気品質管理法という法律が2011年に制定され,翌年施行されました。世界では韓国に次いで2番目に早い施行でした。これに応じて各種サービスの需要を満たすことを一つの目的として設立されたのが台灣室內環境品質管理協會です。
この協會に入ったきっかけは2年前に現理事長の鄭さんが国際循環経済展の弊社ブースに来て将来のビジネスについて話し合ったことです。鄭さんの会社は室内空気品質の検測サービスを行っており,弊社は除臭技術を提供しているので,なにかと一緒に事業できるのではないかと話し合いましたが未だビジネスになっていません(笑)。
2018年9月国際循環経済展へ出展の様子
協會では毎年9月に「空氣品質週」ということで様々なイベントを開催しており,その一つに識者や関連企業によるセミナーも開催しています。今年はこのセミナーにスピーカーの一人として参加させていただきました。
台湾大学病院のドクターと長榮大學の教授は新型肺炎に関して講話し,謝礼をもらっていましたが,協会メンバーである弊社は逆にお金を払って話をするというちょっと不公平な立場でした(笑)。私のスピーチ内容は「においとは?臭気の解決法」でした。理論的な話といくつかの導入実績を紹介し,セミナー会場の外部で実演デモも行いました。有料な上に参加人数も少ないので協会への貢献のつもりで参加しました。
小さい若い協会だからこそ少々の貢献にも感謝されます。これからも小さな貢献を積み重ねて地域にもっと溶け込もうと考えています。
總經理 福原康児
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